【DRY】 Vampire story
Buck-Tick/Labrador Retriever/Wine/Photo/Etc...

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【永遠を生きる】

夜明けが近づいてきて

墓地には二人以外誰もいなくなった

闘いは始まった瞬間に

終わりが見えているようだった

彼女が指先に息を吹きかけると

そこから真っ赤な火柱が剣のように立った

「もう終わりね」

「あぁ、終わりにしよう」

彼女は尚もこちらに向けて炎を飛ばしてきた

仕方が無いと思いながら

自らの左手に描かれたドラゴンの紋章を

彼女に向けて無数に跳ね返し

彼女の額に十字のコインを押し当て呪文を唱え眠らせた

ヴァンパイアと聖職者の間に

生まれた者しか出来ないことだ


そして彼女を再び土に返し

また永遠の眠りの世界で・・・

永遠に生きる






終わり










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テーマ:ショートショート - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/29(金) 16:02:59|
  2. Vampire story
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【永遠を生きる】

夜明け前、彼女は

あの青年を仲間にして

墓地に戻ってきた。

血の効力が

弱くなってきているせいで

彼女の肌は、また死人のように

紫がかってきていて、呼吸も荒い。

「どうしたいんだ?」

「私は・・・

このまま・・・生き続けるわ」

そう言いながら

彼女は手に持っていた銀の

小さな十字架を

胸に突き刺した

突き刺さった十字架の先から

こちらに向かって青白い光が

さし、彼女の瞳が琥珀色に変化し

再び蘇った。

昔、存在していたと言われる

究極のヴァンパイアに彼女は

変身した。

すると隣にいた青年は

みるみるうちにカラスに変化し

彼女の肩の上に乗った。

「これで私も仲間よ!」

彼女は特殊な能力を使って

首を絞めてきた

ヴァンパイア同士の闘いは無意味だ

切り刻んでも元に戻る

燃やして灰になるまでは・・・






つづく・・・



テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/26(火) 12:14:36|
  2. Vampire story
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【永遠を生きる】

「分かったわ、このまま続けます」

「さぁ、次は彼を」と

少し離れたところにいた青年を指差し、告げた。

こちらを何度も振り返りながら

青年に少しずつ近づいていく彼女

青年を眠らせて連れてくるのかと思った瞬間

彼女は青年を連れて空に飛んで行った。

「まぁ、いい。そのうち分かるさ」

彼女を追わずに

他の青年を狙いに行って宴を楽しんだ。



そろそろ夜が明ける

墓地に向けて飛び立った






テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/20(水) 12:52:24|
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【永遠を生きる】

彼女にはハロウィンパーティで

ワインを飲みすぎて

泥酔している紳士を狙わせた

彼女の美貌に男達が群がり

襲うことなど簡単だった

その中に独り浮いていた青年がいた

彼女にそいつを襲わせ、手元に連れてこさせた

泥酔している青年、肌は艶かしく美しい

気を失わせて、激しく喉もとを掴み

血を思う存分味わった。

久しぶりの血は体に染み渡った

また髪の色が黄金に輝き始めた

そして・・・



「miss Italia

君が生きていられるのはあと18時間だ」

彼女に伝えると、涙を浮かべて

こう言った

「私、まだ死にたくないわ」

「いや、君はもう、1度死んでいるだよ」

「俺が昨日の夜によみがえらせたんだ、24h限りでね」

「悪いが、自殺した者は吸血鬼にはなれない」

「24h後にはまた心臓が止まる」

彼女は手首を掴んで血を吸おうとした

「今吸えば、そのままお前の体は灰になって跡形もなく消える」

「さぁ、どうする?」

「このまま続けるか、ここで灰になって終わらせるのか」

「選んでくれ」




つづく




テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/16(土) 18:24:40|
  2. Vampire story
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【永遠を生きる】



市の中心部、高い丘に

十字架の墓石が並ぶ墓地がある

そこに仲間達も集まっていた

カラスは頭上を舞い続けている

「miss Italia 此処に眠る」

墓石にはそう書いてあった

「24歳で自殺か・・・。」

墓を掘り起こし

手首を傷つけて

死体の口元に血を垂らし

一時的によみがえらせ

手下にする。

効力は24時間

その後は再び死に落ちる

「さぁ miss Italia起きるんだ」

彼女はゆっくり目をあけ

起き上がった。



つづく



テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/12(火) 17:59:44|
  2. Vampire story
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【永遠を生きる】



ハロウィン前夜

「あぁ・・・。」

深い溜息をついた。

これで482回目の夜を迎えた。

好みの女の血を求め、彷徨い歩き

昨日の夜はそのまま此処に戻ってきた。

血を欲した身体は紫がかっている。

「血が欲しい・・・」

どこからか迷い込んできた黒猫を見つめながら

気だるく呟いた。

電気もガスも水も通っていない廃墟の

壊れかけた玉虫色のソファに腰かけ

懐中時計を見ると0時だった

「さぁ、パーティが始まる」

街へ向け飛び立った



つづく





テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学

  1. 2010/10/09(土) 20:46:51|
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